社長あいさつ
小島組創立以来、百余年。
建設業の環境は、時代を追うごとに大きく変化してまいりました。ほぼ手作業の時代を経て、機械化が進み、大型化し、作業効率は画期的に進化し続けました。受注環境も高度成長期を背景に大量のインフラ整備があり、建設業界は右肩上がりの繁栄を見せました。
一方で贈収賄など、マスコミ等で取り上げられたコンプライアンス違反も行われ、国民の皆さんに対して悪い印象を与える会社が多く存在しておりました。
その後、時代も移り、先に挙げたようなコンプライアンス違反は、ほぼ無くなってまいりました。
そして現在、国交省のご指導により、働き方改革を推進し、建設業界は様変わりしようとしています。
コンプライアンスの遵守はもちろんのこと、適正な休日の確保や過度な残業の防止、次世代の機械化とDXによる管理能力の向上、カーボンニュートラルへ向けたCO2削減の推進、そして、受注企業が適正な利益を確保し、健全な企業成長ができるよう、多くの会社が変化の過渡期にあります。
小島組は、この多くの課題を正面から受け止め、現実的な対応を図っています。
わが社の得意とする作業船の全自動運転システムの開発、デジタル化、バイオ燃料の使用、省エネ化、陸上電力供給システムの導入などを推進するとともに、監督員や船舶職員の増員による具体的且つ現実的な策により、着実に実現できるよう対応しております。
建設業界がやりがいのある、憧れの業界となるための一助になれば嬉しく思います。
経営理念の一つとして社員の生活を護るという一節があります。
何よりも社員の生活を護ることを第一として、次の100年まで邁進してまいります。
代表取締役社長 小 島 徳 明